こんにちは!
本日のブログは、先日5月29日に行われた第2回おとなるゼミの様子についてのレポートです!
まず、いきなりゲームを始めます!!
そのゲームの名は
バーンガ!
以下,ルール説明です。
基本的に、トランプの「大富豪」に近いルールです。
1回の勝負が終わったときに1位と最下位は他のグループに移動していくのがミソです。
まずは、3グループに分かれて、1度練習します。
大富豪を知らない人も多くいたので、最初は声出しOKでルールを覚えます。
ルールを覚えたところで、いよいよ本番開始!無言で3回行います!
しかし!!
実はルール⑦の部分が各グループ違うのです…
- Aグループ 同じ色⇒違う色
- Bグループ 同じ色⇒違うマーク
- Cグループ 同じ色⇒同じマーク
これこそがこのゲームの真の狙い。
1位と最下位は移動というルールのため、無言で何も知らされないままルールが違うチームに飛び込んでいくのです。
同じルールでゲームを進めていると全員思っているはずなのに、ルールが違う。しかもしゃべることが出来ないので、ルールが違うということを言葉で伝えることが出来ない。
これこそがまさに異文化に飛び込んだ様子を疑似体験することができます。
生徒の反応も様々です。
- さっきまで出せたカードを出せず、カードを引っ込める生徒
- 周りの様子に流されず、自分のカードを押し通す生徒
- 何が起きているのかわからず、様子を見る生徒
- 周りの様子を見て、ルールが違うことに気が付く生徒
ちなみに実施した時の様子はこんな感じです。
ゲームが終わった後は、もとのグループに戻って話し合いを行います。そして、次にゲームの振り返りを行います。
異文化というのはなにも外国のことだけではありません。
西日本と東日本、北海道と沖縄、今治市と松山市、上島町内でも弓削島と岩城島などなど…
自分たちと育ち方や環境、考え方が変われば隣の家だって立派な異文化圏の人になるのです。
離島に住んでいる弓削高校の生徒達は高校を卒業すると必ず異文化に飛び込むことになります。
おとなになるうえで異文化に飛び込んでいくという過程は非常に大事ですが、その過程で異文化の壁にぶつかってしまう人も中にはいます。
そうなる前に、異文化へ飛び込んだ時の気持ちを知ってほしいと思い、今回のテーマを扱いました。
また、受け入れる側の気持ちも知ってもらい、飛び込んだ先で、もしかしたら相手が感じているかもしれない気持ちも同時に感じてもらいました。
それに対し「何ができるか」はこのゼミ内ではあえて考えてもらっていません。
異文化理解への第1歩は「何ができるか」ではなく「どんな気持ちか」を知ることであると思ったからです。
このゼミを受けたみんなはきっと相手の気持ちを知ったうえで、いろんな異文化を吸収できる懐が深い大人になるはずだ!
おとなるゼミを受講した生徒の振り返りはこちらです