こんにちは!ゆめしま未来塾です。
本日は昨日の8月21日に実施されたゼミのレポートを行います!
今回のゼミは 高校生vs 大人vs世界という副題を付けまして、高校生と大人がゲームで対決するワークを行いました。 地域の大人たち13人、学校の先生7人に参加して頂きました!
学校の先生の皆様、地域の皆様ありがとうございました!!
今回行った貿易ゲームのルールは以下の通りです。
そして指定された加工品がこれです!!
加工品を作るためには当然、紙が必要です。
さらに、紙を加工するためにはハサミも必要です。
さらにさらに、加工するのに定規・コンパス・分度器がないと国連で正しく買い取ってくれません。
そして!!!
このゲームでは最初から与えらる道具が不平等です!!
ハサミと定規はあるのに紙がない国、
紙はあるけれど、その他何もない国がある一方、
紙もはさみも定規も鉛筆も金もある国も存在します。
この不平等がある中、お金を多く集めるにはどのようにすればよいかを考えるゲームです。
ゲームは厳正なるくじ引きの結果、以下の国に分かれました。
弓削高1年生A | ラオス |
弓削高1年生B | 中国 |
弓削高2年生 | イギリス |
教員チームA | アメリカ |
教員チームB | フィリピン |
地域チームA | 日本 |
教員チームB | インド |
地域チームC | ネパール |
ゲーム中の様子
そして
結果発表!
8位・・・ラオス(10万5千円)
道具も紙も少ない状況から抜け出せず、残念な結果に・・・
7位・・・イギリス(34万5千円)
ハサミやコンパスなど道具はたくさんある一方、加工品を作るための紙がほとんどない状況で金額が伸びず、下位の結果になりました。
6位・・・フィリピン(53万5千円)
道具も紙も少ない状況から、「効率的な作図方法」という情報をお金を稼ぐという戦略をとっていました。開始した時の絶望的な状況から、道具もほぼ交換せず、よくこれだけ稼げたと驚きました。
5位・・・ネパール(68万円)
元々道具も紙も少ない状況からいつの間にか道具を仕入れ、いつの間にかモノを作って売っていました。影での交渉がうまかったのでしょうか!?
4位・・・中国(72万5千円)
初期に配られた紙は一番多かったものの、生産するための道具がないチームでした。道具を高いお金を出して買ったり、借りたりして時間もかかったことから、思ったほどの伸びがなかった印象。ただ、道具がそろってからの追い上げがすごかった。
3位・・・日本(112万5千円)
道具がそろっているが、全く紙がないという所期の状況から早々に抜け出し、スマートな展開を見せていたのが、さすが大人といった印象でした。
2位・・・アメリカ(126万5千円)
教員チームには、道具、紙、お金などすべてのものが揃っている状況でスタート。他のチーム(主に生徒)からのブーイングにも負けず、黙々と加工品を作り続ける様はステキでした。優勝候補No1.でしたがまさかの2位に。
1位・・・インド(142万5千円)
紙は多いものの道具がほとんどない初期の情報から、他の状況を見ながら巧みに交渉し、いつのまにかどんでもない金額を稼いでいました!またチーム内の仕事もはっきりと分け、チーム一人一人が機能していた印象でした。お見事!
ゲーム後の振り返り
ゲームの後で各チームの勝因と敗因を考えてもらいました。「最初に配られたものが悪かった!」「価格の変動で上がりそうな加工品を大量生産した」などさまざまな分析、そして不満が話し合われていました。
その後の講義で現在世界の貧困層が少しずつ減っていること、通信技術の向上など、さまざまな要因で世界がものすごいスピードで変わり続けている。そして、そのような世界に生きるためには、
新しい情報を集めること
集めた情報を自分なりに考えて判断すること
が必要である、という説明をさせていただきました。
今回行ったゲームでも刻一刻と状況が変わり続ける状況で、情報を集めて次にどうなるのか予測しながら、他のチームにないものを高価で取引したり、斬新なアイデアで行動したチームが多くありました。これからの実生活でもぜひ、情報を集めて、自分で考える習慣をぜひ身につけて欲しいと感じました。
多くの方にご参加いただきありがとうございました!!次回も面白い公開ゼミが実施できるよう準備しますので、楽しみにお待ちください!!!